「見逃して?」

「…ったく、明日はちゃんと来いよ」

「アリガトー」


お願いっと、両手を合わせて言う美優ちゃんに、先生は少し注意してから美玲ちゃんを解放した。


「可愛いな、やっぱり」

「やべーだろ、惚れた」


隣を見ると、目をハートにした男達が美玲ちゃんを見てた。


「おい!!黒田先輩こっち見てっぞ!?」

『…え?』


その一言に、また視線をやると「あ…」と呟いた美玲ちゃんと目が合った。
















目、合っちゃった。