『ねぇ、その先輩の名前って分かる!?』
再び男達の群れに戻り、勢いよく聞くと、1人のやつが丁寧に教えてくれた。
「お、気になってきたのか?…えっとー、黒田美玲って言うらしいぜ?」
『み、美玲!?』
美玲って…美玲ちゃんのことだよね。
美人だと思ってたら、こんなに人気あったんだ…。
『じゃあ…「黒田ーー!!」
突然、僕の言葉は外からの大声で遮られた。
「黒田って…あの先輩じゃね!?」
1人の驚きの言葉でクラス全員が窓際に駆け寄った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…