誰だ…? 入学して2日。学校の生徒なんて知るわけがない。 みんなの視線を浴びながら、女の子に近づいていく。 「あの…」 もじもじと恥ずかしがってる女の子に、優しく微笑み首を傾げると、「…ここじゃ人いるから」と屋上に連れてこられた。 「…好きですっ、付き合ってください…」 屋上に着き、しばらくすると女の子は言った。 告白、だ…。 『ごめん…』 数秒後、僕がそう言うと、女の子の目に涙が溜まったのが分かった。