…そんなのイヤ。


脅しに使うだけ、刺さないようにしなきゃ。と自分に言い聞かせ、そっと寝室のドアを開ける。


電気つけたら変態おやじ暴れるかな。


そう思いながらも、自分の右手には強い味方(包丁)がいる。と言う自信を持ち、勢い良く電気をつけた。


「…んぅ…」


……。


あれ。


おかしいな、おやじって…あんな可愛い声出るっけ?


不審に思いながらベッドに近づいて行くと、まだもぞもぞ動いてる。


おやじ、だよね。


えっ、違うの?


内心、焦りまくりだけど深呼吸をしてなんとか落ち着かせた。


『変態おやじ~!!』


そう言って布団を引っ張ると…