「真白先輩っ♪」

「……」

「こら真白、無視はだめでしょ」


美玲に頭を叩かれた。


「真白せんぱーい♪」

「…なんでついてくるんだよー!!」


なんなんだよこいつ。


「いいじゃんっ♪麻衣ちゃん可愛いし!!」

「可愛いとか関係ないだろ!!愛は黙ってろ!!」


そう…


優しい優しい俺がおにぎりをあげた次の日から…麻衣が俺にべったりなんだよ…。


「好き♪付き合って真白先輩!!」

「…っ、だーめ。俺は好きじゃないもん」

「えぇー!!」


何度目か分からない麻衣からの告白。


そのたびに何回も優しく断ってるんだけど、麻衣は全然諦めない。