「じゃあそうする。これからよろしくな、星夜!!……と、後輩達!!」
周りにいる後輩達に目を向ければ、みんな頷いてくれた。
「真白君、おにぎり食べないの?」
「あぁ、食べる食べる!!」
星夜に言われて、忘れてたおにぎりを、はむっとひと口食べた。
そのとき…
「あぁあぁー!!」
「…ひっ」
後ろからの突然の叫び声に、変な声を出しながら肩をビクつかせた。
な、なんなんだよ…。
びっくりしてドキドキとうるさい心臓を落ち着かせながら、後ろを振り向いた。
「あたしのご飯!!床が食べたぁー!!」
「麻衣(マイ)、大丈夫ー!?騒いでたからお弁当落ちちゃうんだよー」
5人くらいいる中の1人の女の子が、床に落ちたご飯を見つめて叫んでいた。
ゆ、床が食べた、って…。
変わってる言い方がおかしくて、ぷっと笑ってしまった。