「紅君、モテるし…優しいし…!!やきもちだっていっぱいしたもん…」

「先輩…」

「紅君が…あたしを好きなんて、信じられなー……きゃっ…」


だめだ、可愛すぎる。


泣き続ける愛をぎゅっと抱きしめる紅。


「紅君!?」

「好きです。信じてください」


紅が耳元で呟けば、愛がこくん…とゆっくり頷いた。


「付き合ってくれますか?」

「うんっ…うん、うん!!」


何度も頷く愛に自然に顔が笑顔になる。


紅は抱きしめる力を緩めて愛と視線を合わせた。


「じゃあ、これからは俺の彼女ね?……愛」


ふにゃっと微笑む紅に、ずっきゅーんっと頬を赤くする愛。


「もっちろん!!大好きだよ、紅っ!!」



















~終わり~