春休みが終わって星夜が入学してきた。
今日もいつも通り、みんなで食堂に行ってわいわいとご飯を食べていた。
すると、ふにゃっと可愛く笑った星夜の大胆発言にみんなが驚いた。
「僕、お姉ちゃんも好きだけど、愛ちゃんも好きっ」
みんなが目を見開いて星夜を見るなか、天使のような笑顔を向けられている愛は、きゅんっと頬を赤くしている。
「ありがとー!!あたしも好きだよ、星夜君っ♪」
「やったぁ♪」
「うっそだぁ!!星夜、こんなののどこがいいんだよ!?」
ぎゅっと愛が星夜に抱きついてるのを顔を引きつらせながら、有り得ないと連発する真白。
「…えぇ、僕初めて聞いたんだけど」
「どうせ、あれよあれ。恋愛対象じゃないパターンよ」
「そっかなぁ?まぁ、美玲ちゃんが大好き!!って言われなくて安心したけど♪」
「……は?………黙れ。まじウザイ」
平気で恥ずかしいことを言ってくる莉夜に、暴言を吐きながらも頬を赤くしている美玲。