「「おめでとー!!」」

「ありがとうございます♪」


次の日、手を繋いで登校したのが悪かったのか…即、校門でうるさい2人に見つかってお祝いされた。


「良かったね、美玲♪」

『うん。…ありがとう……2人共』

「うわー!!美玲がありがとうって言った!!」


真白にムッとしたけど、今日は許してあげることにした。


「莉夜に好きって言ったんだろ?言って♪」

『言う意味が分かんない。無理。てゆうかあんた馬鹿?』

「えぇ…僕も聞きたいなぁー…」


しゅんとなる莉夜を横目に、携帯を開いて時間を見た。


『あ、やばい。もうチャイム鳴る』

「「うっそー!!やばいじゃん!!」」


そう言った瞬間、愛と真白は走って行ってしまった。


「じゃあ僕達も行こっか!!」

『うん。莉夜、好きだよ』

「…っ、美玲ちゃん!!僕も好きだよ!!」



いつも素直じゃないあたしだけど、2人のときは想いを伝えるね。




大好きだよ、莉夜
















★★☆☆END