「っえぇー!?告られたー!?いつ……むぐっ…」
『…黙れ。…愛に話したあたしが馬鹿だった』
昨日のことを愛に話したら、予想通りの反応を見せた。
教室で叫んだ愛の口を塞いで周りを見れば、結構な数の視線があたしに突き刺さった。
「…んんーっ!!んー!!」
『…大声出さないなら手を離す』
冷めた視線を愛に送りながら呟けば、勢い良く首を上下に振った。
「…っぷは!!…あー死ぬかと思った…」
『死ねばいい』
「…いつも以上に美玲がヒドいぃぃー…」
あんたの馬鹿さに付き合ってる暇なんてないのよ。
もう頭の中は莉夜のことでグチャグチャなんだから…。