兄弟そろって同じ行動するんだ…。


あたしは部屋の電気を付け、ベッドに近づいた。


「……兄ちゃん…?」


ポソッと小さく言った星夜君は、もぞもぞと動いて布団の間から顔を出した。


「…っ!?」


ベッドの横でしゃがんでたあたしと、もろに目が合った星夜君は、びくっと怯えながら次の瞬間には布団を被ってしまった。


…可愛い。


その行動がめちゃめちゃ可愛くてプッと笑ってしまった。


「…?」


不思議に思ったのか、布団の小さな隙間から潤んだ目であたしを見つめてきた。


うわ、母性本能くすぐられる…。