もう季節は春。
そして明日からは春休み。
もう少しで莉夜と出会って1年なんて、あっという間でびっくりした。
『ただいまー…?』
バイトから帰ってきて玄関に入ると見慣れない男もののスニーカーが一足、莉夜の靴の隣に置いてある。
誰。
真白にしては綺麗に履いて使ってある靴だし、違う。
紅君にしては少し小さい気もするし…。
誰、誰よこの靴。
莉夜は紅君以外を連れて来たこともないし、勝手に友達を入れるやつじゃない。
玄関でそんなことを考えてると、ふとリビングから楽しそうな笑い声がした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…