「あ、開けていー?」

『…どうぞ』


綺麗にラッピングを解いて中を見た莉夜は一時停止…。


嬉しくないとか?


『あの…「マフラー!!マフラーだ!!」


うん。マフラーだね。


マフラーマフラー。と連呼する莉夜はいつも異常に顔をキラキラ輝かせている。


「似合う!?」

『うん。格好いいよ』


黒のマフラーを選んで心配だったけど。


すっごい似合ってる。


「えへへー♪」


あ、可愛くなった。


「明日から毎日してくね!!本当に嬉しい♪ありがとー」

『どういたしまして』


嬉しそうに、本当に嬉しそうにマフラーを見つめる莉夜の頭を撫でた。