*莉夜*


ヤバい。今僕の心臓バクバクしてる。


"めちゃくちゃ、嬉しい…"


そう僕を見て笑って言った美玲ちゃん。


今日、美玲ちゃんと買い物に行ったときの別行動のときに買いに行ったんだよね。


正直、ここまで喜んでくれるなんてちっとも思ってなかった。


『やばい…』


無意識に出た言葉は、香水に夢中になってる美玲ちゃんには聞こえてなかったみたい。


やばい、美玲ちゃん可愛すぎる。


あんな笑顔、反則だよ…。


初めてに近い美玲ちゃんのあの笑顔。無邪気な美玲ちゃんの笑顔。


僕だけを見て笑った美玲ちゃん。


好き。好きだよ。


大好きだよ?


-…美玲ちゃんは?僕のこと、好き?


口から出そうになってグッとこらえた。


有り得ない。そんなことは有り得ないんだよ。


「莉夜?どうしたの?」

『…ん?なんでもないよー♪』


美玲ちゃんの笑顔が見れただけで、幸せだよ。


僕の最高のクリスマスプレゼント。