「「ばいばーい!!また今度ねー!!」」

『ねぇ、死ねば?玄関先で大声出す馬鹿初めて見た』


ニコリ。と冷たい笑顔を向ければ、ズササ!!と青ざめた2人が後ずさりした。


『じゃあ紅君、2人をよろしくね?』

「はい」


時間はもう夜の8時。当然外は暗いから紅君が2人を送ってくれることになった。


「なぁー、俺1人で帰れるよ?」


きょとんとする真白に、あはは!!と笑う莉夜。


『いいから送ってもらいなよ』

「いや、でもさ。めいわ「大丈夫ですよ。真白先輩と帰るの楽しそうですし」

「だってー、真白先輩」


ふにゃっと笑った紅君は「お邪魔しました」と玄関から出て行った。