「美玲ちゃん、なに買ったの?」
プレゼント用に綺麗にラッピングしてもらって集合場所に行くと、もう莉夜が待っていた。
『…んー、別に?いろいろ』
「ふぅん?」
軽く誤魔化すあたしに首を傾げて歩き出す莉夜の後ろをついて行く。
『寒っ、は?まじ寒い』
「わぁー…風強いね」
外に出た途端、ぶわあっと冷たい風が顔にあたった。
ぎゅっと自分を抱きしめるように腕を交差してると、ふわっと首になにかが巻かれた。
『…マフラー?』
首に巻いてある自分のマフラーを確認したあと、視線を莉夜に移した。
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