《元気だった?兄ちゃん》

『元気元気!!星夜は?』

《僕も変わらず元気だよ!!》


木下 星夜(セイヤ)。


仲の良い、僕の1つ下の弟。


僕がこっちに来てから会ってもないし電話で話しても無かったからすごく懐かしい。


『どうしたの?急に電話なんて…』

《あ!!そうだった。兄ちゃんの声聞いて安心してたら忘れてた!!》


そう明るく笑う弟の変わらない雰囲気に僕も安心した。


自然に零れた僕の笑顔に、真白先輩と紅が安心した顔で微笑んだ。