「なーに泣きそうな顔するの!?めちゃめちゃいいことだよ?進展進展!!」

「そうだぞ莉夜」

『うん…』


ニカッと笑って励ましてくれる2人に力無く笑い返す。


「莉夜、携帯鳴ってんぞ」

「あ!!ほんとだー早く出なよー」


しばらく3人で話してると、僕の携帯のランプが点滅してメロディーが流れた。


それに気づいた2人に言われてパカッと携帯を開く。


『…!!』

「電話だったのー?」

『はい…』


懐かしい名前が表示されてて一瞬驚いた。


『もしもし?』

《あ、もしもし?久しぶりだね》

『うん』


懐かしい声に顔が緩む。