『もう寝よっか。明日学校だし』

「うんー…」


やっぱり眠いみたいで抵抗ない返事が返ってきた。


お菓子のゴミをごみ箱に入れて、テレビの電源を消した。


『じゃあ、あたし行くから。莉夜リビング出るとき部屋の電気消してよね』


返事を待たずに立ってソファーから離れようとしたとき。


クイッと後ろで1つに結んでた髪が引っ張られた。


『いった…は?何?』


髪を引っ張られて振り向くと、眠そうな目で微笑む莉夜と目が合った。


「ねぇ、美玲ちゃん?」

『…?何よ?』


眠そうな顔と眠そうな声で言われ首を傾げる。