好きな人ができると自分が自分じゃなくなる。





離れてると不安になる。





会える日を待ち続ける。





こんなことしちゃ嫌われるんじゃないかと思ってしまう。





那抖にあるのは恋愛感情だけじゃない。





100歳のおじいちゃん、おばあちゃんになっててもお互い笑いあってる気がする。





喧嘩しながらずっとずっと一緒に歩んでいきたいと思った。




「よし。」

あたしは立ち上がった。




場所とか、男だとか、女だとか、関係ない。




ただ、今の気持ちを直接早く伝えたかった。




あたしは自転車に乗り、那抖のいる仕事場まで全速力で走った。