翌朝、目覚めると那抖はもう横にはいなかった。


7時かぁ・・・・・・


那抖は朝早いもんなぁ。



ベッドから起き上がると、テーブルの上には那抖からの書き置きがあった。


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おはよー紗茅♪


一緒に飯食いたかったけど起こすの悪いし、先に行くな。


紗茅の唇いっただき〜♪


寝顔可愛かったぜ!


また迎えに行くからな♪


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ふふ。ばーか。

あたしの勝ちだっつーの。


さて、とりあえずあたしも学校行こうっと・・・





学校に行くと前日あったことを恭子に全部話した。


恭子は、大ちゃんの心配ばかりした。



「大丈夫。大ちゃん役に立たなかったから」


「もう、さっちゃんてばぁ!」



「うそ、うそ!大ちゃん達には悪いことしちゃったなぁ」