恭子は大ちゃんの横に座らせた。




「大ちゃん、
 こちら恭子ちゃん♪」




「恭子です。よろしく♪」



「あ、ども」




「大ちゃんの髪型
 気にいったみたいよ!」



「え!マジ?」




「うん、すごく・・・
    かわいい」




大ちゃんが頬を赤らめて、恭子に髪を触らせた。




「わぁ、バリバリだぁ♪」



「うん、大変なんだぁ♪」



「YOU達、
 よかったらアドレスなんか
     交換しちゃいなよ♪」

あたしはそう言いながらガラスの方を見ると、みんながガラスにへばり付いていた。




「ブ――――――――ッ!」



雅人が飲んでいたコーラを吹き出した。




「雅人ぉ!きたなーい!」



「おまえら何やってんだよ!
        入って来い!」




「わ――――――――い♪」




あぁ、大ちゃんと恭子の甘い二人のひとときが・・・




「恭子ちゃん、彼氏は?」



「いませーん」




「ヨッシャー!
 さっちゃんえらいぞ!」



「ったく・・・
 あんたらの為に連れて来たん
   じゃないっつーの・・・」




みんなはあたしの言ったことも耳に入らず、恭子ちゃんに気にいられようと自分達のことをアピッていた。