「いたいた!」

あたしは恭子の手を引っ張りみんなの所へ行った。




「お〜さっちゃん!
 今日はお友達と一緒か〜い?
       かわいいねぇ♪」



「うん、大ちゃんは?」

大ちゃんは他の学校の男子と話しをしていた。




「いた!大ちゃーん♪」




「やだぁ〜!」




「え?やっぱひいた?」




「あの頭・・・かーわーいーい♪」




「えぇー!」




「おいおい、雅人君。
 彼氏の君は
 放りっぱなしですか?」




「うっせ〜ぇな。」




「あっ、雅人!来て来て♪」




雅人が「ほれ来た!」と喜んで走って来た。




「あたしの彼氏の雅人だよ♪
 こっちは友達の恭子ちゃん。」



「こんちは♪」



「こんにちは。恭子です♪」



「きょ〜こちゅわ〜ん♪」

話しに割り込んだ、雅人の仲間達に向かって、わざとしかめっつらした。




大ちゃんが友達と話し終わり走ってやって来た。




「ごめん、ごめん!」




「大ちゃ〜ん♪
 ハンバーガーおごって〜♪
       ポテトもね〜♪」




「ん?」

大ちゃんが俺?と聞くように自分に指を差した。




「いいからぁ、行くよ〜ん♪」



雅人には、わかるように目で合図した。




雅人が「了解」って顔をした。