食べ終わったら、またゲームセンターに戻り、みんなでプリクラを撮った。



あたしを真ん中にして、みんながくっつこうとしたら、雅人が怒るので、みんな豆粒みたいな写りになった。




それからみんなとバイバイをして、雅人にバイクで家の前まで送ってもらった。



「みんないい人達だね♪」



「あぁ、いいダチだ。

 俺にとってダチは宝物だな」



「じゃあ、あたしはー?」


「・・・よかったのか?
    ほんとに・・・」



「ん・・・?何が?」



「あんなゲームで・・・
 いまさらだけどよ・・・
       嫌なら・・・」



「嫌じゃないよ?」



「タイミングか?」



「あぁ、それもあるけどぉ」



「あるけど・・・?」



「もうっ!内緒っ!」



「じゃあ、改めて・・・」



雅人が、おもいっきり息を吸い込んだ。



「オレと
 付き合って下さぁぁーいっ!」

雅人の声が近所に響き渡った。



近所の色んな飼い犬が、ワンワンとうるさく吠えた。



「シーシー!声おっきすぎ!」



あたしは、姿勢を真っ直ぐにして立っておじぎした。



「こちらこそ、よろしく♪」



「ヨッシャー!」


また雅人の声に反応して、ワンワンとうるさく犬が吠えた。



「こーらぁっ!」


あたしは笑いながら、おもいっきり雅人の頭をどついた。