あたしは家に帰ると、すぐに仏壇のある部屋に行った。




「ママ・・・」




ママの写真を手に取り、指でなぞった。




「なんでママ、いないの?」



こんな悩んだりした時は、いつもママに聞いてもらってた。




どんなことも味方をしてくれた。




今度からは、誰に相談したらいいの?




ママはもういない・・・




神様なんていやしないんだ。




試練?




そんなもの与えてなんになるの?




なんでもできるなら世界中の人幸せにすればいいじゃない。





あたしが神様ならそうする。




いやしないんだ神様なんて。




ママを連れてくなんて。




ママをあんな苦しいめにあわせるなんて。




あんないい人いなかった。



いつも笑って、いつもあたしの心配ばかりして、いつもがんばってて・・・




でもねママ・・・




あたしはママの子なのに、がんばれない。




ごめんね。




もう疲れたよ・・・