――――………
「おい!起きろよ!」
「こいつ、死んでるって!!」
んだよ……。いてぇな。
固い物で体を突かれ、俺はゆっくりと目を開けた。
さっきまではあんなに明るかったのに、もう辺りは日が落ちかけていた。
「あ、生きてた!」
まだ冴えない目で周りを見ると、俺を囲むように何人かの小学生が立っていた。
その手には俺の体を突いたであろう木の棒が握られていて。
「テメェら、うるせぇよ」
低血圧でなおかつ寝起きが最高に悪い俺は、安眠を妨害した小学生達を睨みつけた。
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