「あ、そうだ!!」


って、ラブラブな時間を続けている場合じゃなかった!!


「ねぇ、チビが龍心の家にいるって本当?」


「あぁ。一階のリビングにいる」


「あのさ……、なんで龍心がチビを……?」


チビは杉崎君の家にいるはずなのに……。


もしかして龍心が杉崎君の家に行ったってこと?


ううん……それはないよ。


二人は犬猿の仲のはずだもん。


「別にそんなのどうでもいいだろ?つーか、チビのとこいくか?」


「うん!」


曖昧に話を流す龍心に疑問を感じることなく、あたしは一階にいるチビの元へ向かった。