「……えぇ!?ママが!?」 「あら?話してなかった?」 「全然知らないから!」 驚くあたしとは対称的に、ママはあっけらかんとしている。 「それでさっき、明菜ちゃんのママに子猫の育て方を聞いてね。うちで飼うことにしたのよ」 「……子猫をですか……?」 もしかして、その子猫……今朝、杉崎君と一緒に病院に連れて行ったチビ? まさか……ね? チビは杉崎君が飼って言ってたもん。