結局、この日授業をうける気になどなれず、 『具合悪いから帰る』 俺を散々いびっていたババァにそう告げて、すぐに教室を後にした。 明菜はその間、一切目を合わせようとはしなかった。 学校を出て、行く当てのないまま家の近くのコンビニに足を踏み入れる。 普段と同じように雑誌コーナーに向かい、車の雑誌を手にとると、誰かに肩を叩かれた。