「ねぇ、佐和さん。ちょっと話があるんだけど」
「え……?あたし?」
「今朝、大虎君と一緒にいたでしょ?あたし見たのよ!」
「……え?」
女はクラス中に聞こえるほどの大声でそう言い放った。
「あんたさ、小林君と付き合ってるんでしょ?それなのになんで大虎君にまで手出すわけ?」
「別にあたしはそんなつもりじゃ……――」
「最低!!言い訳するつもり!?」
女の言葉に心当たりがあるのか、明菜は目を左右に動かして明らかに動揺している。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…