佐和の舌を自分の舌で刺激していると、唇の端からツーっと唾液が滴り落ちた。



「……――感じた?」


顔を真っ赤にしている佐和から唇を離して耳元でそっと囁くと、佐和は今まで以上に顔を赤らめた。


「……もう、バカ……」


「何?聞こえない」


「バカ……!」


「へぇ。そんな口聞いてもいいんだ?」


佐和の頬に手を当てて、顔を覗き込む。


お前は今、俺の部屋にいるんだぞ?


もう少しイジめてみるか。


俺はニヤリと笑い、佐和の腕を掴んでベッドに押し倒した。