何とか無事に入学式を終えて自分たちのクラスへ向かう。


しかし、小春とはお別れだ。


だって私は、“特クラ”候補なんですからυ



「結奈ちゃん!!何かあったらいつでも相談して下さいね♪」




「ありがとうっ!!!」



なんとか悲しい気持ちを胸にしまい12組(特クラ)に向かった。



着いたところは、本当に同じ校舎ですかってぐらい綺麗なところだった。


一気に、金持ちな気分になってしまった。




「あなた、特クラの方??」


自分の後ろから、お嬢様らしき声が聞こえた。



後ろを振り向くとそこには、綺麗なお嬢様が立っていた。



「はい…。」



「そう…私も同じクラスなの。下條成美っていいます。」



「はい!!私、兄咲結奈っていいます。よろしく。」



よかった…ここでも友達できるかも!


そんなことはつかの間…



「兄咲さんはなぜこの学園に入学しようとおもったのかしら…」