「よ〜久しぶりだな♪」


「久しぶり。」



たった一言で終了。
絶対あいつ、人のことバカにしてるよね!!



何で、こんな男のことを好きな子がいるんだろう…?


そして、こんな男が好きな女、下條成美。

葵を見つけると、そそくさと近づき会話を始める。



「松雪くん…お久しぶりです…覚えておられますか?」



「え〜憶えてますよ♪」



それを聞いた下條さんは、興奮してどっかに行ってしまった。



すっすごい…恐るべき下條成美。




下條さんがいなくなってしまい今は、瞬くんと葵の3人だけ…。



気まずい…
どうしよう…。



教室に入ればいいんだ!!


そう思い、すぐ行動に移す。



恐る恐る、教室に入ろうとする。

だけど、その行き先を塞ぐ1人の男。


松雪葵


後ろの壁に手をついて、私を囲むようにしてくる。