――――――――・・・・
ここは英国。
狭い路地裏で、辺りは真っ暗。
家との間から、自然の光が差し込む。
今日はとても月が綺麗・・・
こんな日でも私は笑っている。
何かを持ち、
それを何度も、何度も
振り上げては勢いよく下ろし、
ズブッ
という嫌な音を黒い空に響かせる。
月が隠れた
分かった、
持っているのはナイフだ
私はそれを使って何かを刺しているんだ
“何か”って一体なに??
暗くてよく見えない。
手がぬるぬるして、気持ち悪い。
月がまた、顔を出す。
そこで私は気付いた。
私が刺してたものは――――――・・・・・・
「イヤアアァァアァァ!!!!!」
透き通った声が夜の闇に飲み込まれた。