あげはがシャワーを浴びている間、俺はソファーで頭を抱えた。 何があったのかなんて、あの状況を見れば大体予想できる。 俺に何がしてやれる? あげは。お前のために俺は何ができる。 その時、ドアの開く音と一緒にあげはが出てきた。 そして俺の隣に座った。 「シャワーありがとう。」 「あぁ――。」 「「………………」」 そして沈黙。 そんな沈黙を破ったのはあげはだった。