久々に聞いたあげはの声。


でもすごく弱々しいその声。


気付いたら俺はあげはを抱きしめていた。




何から話せばいいのか……


こんなこと勝手に決めてお前は怒ってないのか……。


そんな感情が入り交じりながら俺はあげはに話しをした。


確かに俺があげはと離れればイジメは無くなるかもしれない。




………でもダメなんだ。




俺、あけばがいないとダメなんだ……。