「冗談なんかじゃない。」



「じゃあなんで!!」



「他に好きな奴が出来た。」



「……え?うそ…!嘘でしょ?恭?」



ギュッと恭の腕にすがろうとした。


その瞬間


[パシッ]



おもいっきり払いのけられた



「じゃあ…そういうことだから………。」



そう言って私に背を向け歩いてきた道をまた戻っていった



そんな背中を見ながら私の頬には一筋の雫が流れた