片一方の男が私の腕を掴んだ



振り払う気力さえ無い。



それをいいことに男たちはラブホ街に私を引っ張った


もう………




どうでもいい………。


どうなってもいい……。




そう思った時。


「それ俺のだから返して。」



聞き覚えのある声。


その人物は私の手を取った。