“ヴーヴーヴーヴー…”







何十回目だろう









俺の携帯が





また震える













…―はい












その度に俺も







着信に出る












なぁ



もう



泣くなって







まるで






昔に






戻ったみたいだし










自ら命を絶とうとしていた








あの頃の








お前みたいじゃん












携帯越しに





あいつに話す