教室に戻る途中で君を見かけた
君は太陽のような笑顔でボクの部活の先輩と話をしていた
胸がきしんだ
君と話していた先輩はボクの憧れの先輩で
だから恨むことができなかった
そして心の中でこう呟いた
“先輩は俺のことが好きなんだ だから大丈夫”
と
昼食を食べ終わり、ボクは友達と一緒に廊下で遊んでいた
するとそこに君と君の友達が現れた
君はボクの顔を見るなりすぐさまボクの視界から消えていった
君の友達はボクを呼んでこう言った
“今彼女いるの?”
ボクはニヤつく顔をがんばって抑えながら
“いませんよ”
と言った
今は君に避けられているボクだけど今度見かけたときは逃がしてやんないっすよ
覚悟していてください