真っ白で

ちっちゃくて

クリッとした目がかわいくて


大好きだったよ…。


「うーちゃんのお墓つくってあげよっか。」


庭の端にうーたんのお墓をつくった。

アイスの棒に"うーたんのおはか"と書いて真ん中に立てて、庭に植えてあるパンジーの花を添えた。


「ごめんね、うーたん…」


そう言ってあたしはうーたんのお墓に手をあわせた。



うーたんが死んでから、プードルの世話は弟に任せっきりだった。


「おねーちゃん!たまにはモカの散歩行ってきてよ!」

「ヤダっ!亜也モカのこと嫌いだもん!」


自分が悪いって分かってるのに、モカのせいにしてた。


「亜也!!なんてこと言うの!?」


あたしはお母さんにこっぴどく怒られた。