「光は悪くない」
尚輝のキレイな瞳があたしを捕らえて見つめた。
その後ろには満開の花火が咲き誇る。
尚輝の言葉に、笑顔に、その…瞳に。
ドキドキが止まらないよ。
「光のこと泣かせたのも、笑顔でいられなくしたのも、たくさん悩ませたのも……
全部、俺のせいだから」
「……尚輝…?」
「……でもな…」
怖いよ。
真っ直ぐすぎて、そのまんますぎて。
悲しいこと言われるんじゃないかって……そう思ったら、すごく怖いよ。
「………」
そっと、優しく。
重ねられた唇は温かい。
あたし……
「………好き」
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