---------------


「…………」
「…………」


究極の沈黙。

長い……長すぎるよ!!




「あの」
「えっと」

「「……どうぞどうぞ」」



…って、漫才か!!

気が合いすぎるのか、それともタイミングが悪すぎるのか……

そんな関係がわからない。








『…食いもん買いすぎて食べ切れねぇ』

だから今すぐ花火大会に来い、と。


あからさまに俺様発言で誘われた。
仕方なく、花火も生で見たかったからという理由で向かった。


それだけのことが、こんなにも究極の沈黙を呼ぶことになるなんて……。











「なんで……?」

「ん?」


なんで誘ったの、なんて聞けるはずもなく。

口から出たのは…



「こんなに買う必要があったの……」

こんなこともあろうかとパラソルまで立てて、その上に広がる食べ物とその残骸たち。