…………?? あたしの目の前には、大きく安堵のため息をつく音弥がいて。 「…お前なぁ…~…」 そう言って、デコピンされた。 「…そう言うのは、男の仕事なの!わかる?」 「………?」 「だから…~…」 ものすごく落ち着いたような、安心したような顔をした。 それからもう一度、真剣な瞳をして。 「俺と…付き合ってください」 後ろで咲き誇る花火の光に負けないくらい、あたしも満開の笑顔で 「はい!!」 と返事した。 .