「やだ。アクションじゃなきゃ、無理」



最近

里亜が見たがるのは、恋愛映画だ。




「アクションでいいから!ね?わがまま言わないから!」




里亜は、俺の服をぎゅっと強くつかんで言った。





この頼み方・・・・・・





断りにくいんだけど・・・・・・





「はあ〜、じゃあ、用意しろよ・・・・・・」




俺は本に、また目を戻して言った。





里亜の用意に、どうせ
三十分は、待つことになるんだ・・・・・・





「うん!」




里亜の素直な返事・・・・・・




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