「はい、朗慈!
どうかした?」




チケットを差し出す

里亜をじっと、
見る俺。




「スカート、やっぱり、短いんじゃないの?」




俺は、ちょっと
イライラと言った。



ったく・・・・・・




なんで、こんな
イライラすんだよ?



でも、さっきの男。
里亜を見てたってことだろ?




「そうかなあ?」


「そうだよ」





俺はぶっきらぼうに答えた。




「・・・・・・朗慈が、嫌いなら、やめる」




里亜が、しゅんとしながら言った。




思わず、言いたくなる。




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