俺は本田真。
俺には多分保育園の時から一緒に過ごして来てる奴がおる。
林田真由美。
小さい頃の事はあんまり覚えてない。
真由美との出会いぐらいしか大きな事は起きてないからだ。
ただ平凡な日々が続いてた。
卒園式の真由美は可愛かった。
小学校になっても一緒。
中学校もー…
中学生なって、一つ変わった事がある。
真由美と付き合いだした。
どっちから告白したわけじゃない。
自然にだ。
さすがに11、12年一緒じゃ仲も良いしあつかいもお互い知っている。
高校生になった。
まだ一緒。
俺は高校卒業して就職したが、真由美は大学生になった。
そしてー…
「なぁ真由美?」
『うん?何ぃ。真剣な顔してぇ無理な事は言わんとってね』
笑いながら真由美は言ったが俺の表情は固まったまんまとまっている。
「真由美…」

沈黙

「同棲せぇへん…?」
『え…?ぇ、えぇ!?』
「あかんかった!?」

沈黙





グスッ


『むっちゃ嬉しい!嬉しすぎる!しよう同棲!嬉し涙でるぅ!』
はしゃぐ真由美の横で俺はホッとして少しオーバーに倒れて笑った。
当然親は付き合ってる事も知ってるし小さい頃から知っているので反対はしなかった。
そんとき俺らは18歳。


勝ち組だ!笑

同棲の話しが出て一週間後ぐらい。
良い部屋を探しにいくことになった!
そこで出会った。
あの場所に…
そこは何故か懐かしく、安心感があり、とても魅力的だった。
それは真由美も一緒だった。