お料理もワインもとっても美味しかった。


「またお待ちしております」


本当はこのままバーに向かうつもりだった。
でも、飲み直す気になれなくて、
再び荷物を抱えると、家に帰ろうと心を決めた。

それでも、なるべくゆっくり帰りたくて、家までの道を歩いた。