俺は早歩きで音楽室まで行った

「っおい!隼人ーっ待てよ隼人!!!」

浬が俺の腕を掴んできた

「チョット裏来い
 聞きたい事がいっぱいある」

俺は抵抗する事なく、浬にひっぱられ

校舎の裏に行った

「でっ!お前、飛花里ちゃんと知り合いなの??」

『…あぁ』

「…何で??」

『幼馴染、保育園一緒だった』

「…そーゆー事
で、田崎健とは保育園の友達とでも??」

『あいつも…仮の幼馴染だよ』

「どーゆー意味??」

『保育園から中学まで一緒だ』

「それでかー…」

『はあ?』

「いやあ…何かあいつお前の事メッチャ
知ってそうだし…」

『…あぁ。あいつは俺の全部を知ってる』

「っ…お前グレたの??」

『知らねえ…』

俺はそう言って、その場を離れた

それから、チャイムが鳴った。

けど俺は音楽室には行かず

家に帰った