「…人??おい!!授業だぞ?!」

『ん…あっ!』

俺…寝ちゃってた?!

ふ~…昔の夢見た…

ん??ケン??

あいつの宙字って確か…

田崎健~タサキ ケン~

だよな…!!

田崎ってまさかっ…

『なあ、浬!!田崎って下の名前…』

「健…」

答えたのは浬じゃなかった。

俺は教室の扉の方を見た

そこには一人の男が立っていた。

「よお橋本!久々だな~」

そこに居たのは…

『田崎…お前っ』

「ああ。今飛花里と付き合ってる」

『っ…』

「お前等いつも仲良かったよな~??」

田崎はこっちに近づいて来た

「お前がグレるまでわっ☆」

『…』

俺は田崎を睨みながら立ち上がった。

そしてすれ違い様田崎が一言呟いた

「飛花里からお前は消えた…」

俺は一瞬足が止まった…。

俺は築かないふりをして

歩きだした。